2010年 06月 15日

<犯歴誤登録>人格権侵害認め国に1万円賠償命令 大阪地裁(毎日新聞)

 警察庁が管理する犯歴情報データベースに誤った犯歴を16年間も登録され、人格権を侵害されたとして、大阪市の男性(65)が国に330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、大阪地裁であった。小林久起(ひさき)裁判長は「相当程度の精神的苦痛を受け、人格権が侵害された」として、慰謝料など1万2000円の支払いを命じた。

 小林裁判長は「犯歴情報は、事件捜査や刑事裁判の重要な資料として使われている」としたうえで、「原告は16年間にわたり誤った犯歴を利用されて度々、捜査、裁判を受けた。人格権が侵害され、精神的苦痛を受けたと認められる」と指摘した。ただ「誤登録以前にも多数の犯歴があり、誤登録による不利益は小さい」として、慰謝料は「1万円が相当」とした。

 警察庁は訴訟で「誤って登録したのは都道府県警で国に責任はない」と反論。小林裁判長は「登録や照会などの事務は都道府県警がしているが、(データの管理は)警察庁の権限に基づく」とし、「誤登録は警察庁職員の過失に当たる」と判断した。

 判決によると、男性は00年9月、和歌山県警に窃盗容疑で逮捕された際、捜査員から自らの犯歴を記した書類を見せられた。そこには「85年10月に兵庫県警高砂署から暴行容疑で検挙された」とする記載があった。男性は「この時期は別の警察署に窃盗容疑で逮捕されていた」と、犯行は不可能と訴え、訂正を求めたが取り合ってもらえなかった。その後、男性からの人権救済申し立てを受け、兵庫県弁護士会が01年12月に調査照会した結果、誤りが判明。この犯歴は抹消された。【日野行介】

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by slw64jtrbm | 2010-06-15 12:51


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